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よみものColumn

「子どものように描くには一生涯かかった」パブロ・ピカソ

投稿日:2021年01月22日 / カテゴリー:コラム

20世紀を代表する画家、パブロ・ピカソは、多くの名言を残したことでも知られます。

「子どもは誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」というピカソの言葉は、〝描きたいから描く〟という、子どもの素直な感性をたたえるものだと感じます。

成長するにしたがって、私たちは常識や思考にとらわれてしまい、上手な絵を描こうと欲を出してしまいます。(私も高校以来、あんなによく描いていた絵を全く描いていません…)

晩年、ピカソは「この歳になって、やっと子どもらしい絵が描けるようになった」と言ったそうです。

「ラファエルのように描くには4年かかったが、子どものように描くには一生涯かかった」という言葉も同様、世界的な画家も自由な感性を得るのは難しく、そして大切に思っていたのだと知ると、なんだか勇気付けられたような気持ちになります。



天野朋子/著

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