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実物の感動を残す

投稿日:2022年08月05日 / カテゴリー:コラム

昨年のことですが「ゴッホ展 響きあう魂 へレーネとフィンセント」に行ってきました。

『種まく人』や『夜のプロヴァンスの田舎町』、『黄色い家(通り)』など、ゴッホの作品としてよく知られている作品も展示されていました。

『種まく人』の太陽の力強さと、種をまく人物の神々しくもある清々しさに感動し、『夜のプロヴァンスの田舎町』の糸杉の躍動感と夜という時間の見事な切り取りに見入りました。
南仏の日差しに照らされた『黄色い家』の明るさからは、ゴッホの喜びが伝わってくるようでした。

どの絵も、知っていました。けれど実際に目にしたときには「知っている絵だ」というだけではない色々のものが伝わってきます。
実物は強いと、しみじみ思いました。

子どもの絵に感情を揺さぶられるのも、その時々の子ども自身が絵の中にいる「実物」だからなのだろうと実感した体験でした。

ライター/著


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